ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)によるサイバー攻撃が世界で発生中

画像1:欧州を中心としたサイバー攻撃に利用されたランサムウェア「Petya」の脅迫画面

画像2:世界規模のサイバー攻撃に利用されたランサムウェア「WannaCry」の脅迫画面
2017年5月中旬より、世界規模でさまざまな企業や組織に対するランサムウェアの大規模なサイバー攻撃が確認されています。
ランサムウェアによる大規模サイバー攻撃に関する詳細は以下ページをご確認ください。
>> ランサムウェア「WannaCry」の攻撃、国内でも16,436件を確認(2017年5月17日)
>> ランサムウェアによる大規模サイバー攻撃が欧州で発生(2017年6月28日)
トレンドマイクロの「ウイルスバスター クラウド」では既にこれらの脅威に対応しており、ご利用のお客さまは脅威から保護されています。
>> ランサムウェア「PETYA」のウイルスバスタークラウドの対応について
>> ランサムウェア「WannaCry/Wcry」に対してのウイルスバスター クラウドの対応について
「ランサムウェア(身代金要求型ウイルス)」は感染した端末を勝手に暗号化することによって使用できなくしたのち、元に戻すことと引き換えに「身代金」を要求するウイルスです。ランサムウェアは、2016年国内でも深刻な被害をもたらしたサイバー犯罪です。トレンドマイクロの調査では、日本国内のランサムウェア検出台数が、2016年1月~12月で65,400件を超え、2015年1年間の検出台数6,700件に対して、9.8倍と急増しています。
ランサムウェア国内検出台数推移(日本)※
※2015年1月~2016年12月 トレンドマイクロによる調査
また独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が発表した「情報セキュリティ10大脅威 2018」の第2位に「ランサムウェア」がランクインしています。
(独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「情報セキュリティ10大脅威 2018」)
Webページを見たり、メールの添付ファイルを開くことで
ランサムウェアに感染することがあります
ランサムウェアの「ランサム(ransom)」とは「身代金」という意味です。感染すると端末の操作やファイルの参照をできなくすることで、これらを人質にとり、元に戻すパスワードが欲しければお金(身代金)を払うようにとの脅迫メッセージを表示します。
迷惑(スパム)メールの添付ファイルを開いたことで、ランサムウェアがダウンロードされてしまったり、攻撃者によって用意された不正なURLをうっかりクリックしてランサムウェアを拡散するサイトにアクセスしてしまったりすることで感染するケースが多いようです。